キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
朝になった。結局あのあとどうなったんだっけ?
う~ん。と考えてみたが頭がまた痛みだすといけないので諦めた。
はぁ。やっぱ家じゃないかー。
つい家かと思ったら、病院だという事を思いだしがっかり。
そういえば今日拓君が来るみたい。学級委員としてお見舞いするって。
ってそんな場合じゃない!こんなパジャマ姿の髪ボサボサのべたべたの顔もべたべたの姿で出れないよぉ!
寝てたらもう来る予定の12時ちょっと前。休日だからって早すぎる!
とにかく早くしなきゃ!
数分後
歯磨き終わって、顔も洗って髪は洗ってすぐに乾いてポニテにしたし、後は着替えだけ。
何にしよう。う~ん。あ!これにしよ!
そういって棚から手に取ったのは女の子らしいピンクのスカートと白のブラウス!
かわいい柄だから気合い入れてるように見えるけど実はこれバーゲンで安かったし、パジャマとしても使える奴なんだよね。
あ!そうだ!お化粧もしとこ!
数分後
完成!我ながら上出来のギャルメイク!
地味な私としては意外よね。こんなガッツリメイクでビックリしちゃって腰抜けるかも!
そんな想像してると私はツボに入った!
「ぎゃはは!うはははは!ひーひー!ふー。ぷっ!あはははは!」
ツボに入ってやっと落ち着いた頃拓君はやってきた。
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