キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
ドリームランドにどうやって行くのかと言うと…お金持ちの来斗君のお母さんの車!
お父さんはお仕事何だって!お金持ちは大変だねぇ!
「あ!言い忘れてたけど、お泊りだからね!」
未来ちゃん…遅いよ…言うの…だって
「お泊りの準備持ってきてなーい!」
「その件なら大丈夫!来斗君マミーが用意してくれてるから!」
何だーそうなのかー。ってそうじゃなーい!
「え!パジャマとかも?」
「うん。俺の母さんが全部用意してくれた。」
「安心しなさい?あこちゃん。お泊りには私が着いてるから。」
え?え?どういう事?
「俺の母さんは俺達の担当医何だ。つまり、脳神経外科ね。」
「そ、そんなんですの?!これはこれは、失礼いたしました!」
変な事言っちゃった!
「ふふふ。来斗ー。あこちゃんって面白い子ね!」
「だな。俺もそう思う」
「ま、来斗には私が居るからね!旦那さん?」と大人の色気をだす未来ちゃん。
「あら!来斗、もう結婚するの?おめでとう!」
「は、はえーよ、母さん。な、なぁ?あこ。」
え!え!いきなり私?
「え、えっと、う、うん。そ、うかもね?」
ヤバ!未来ちゃんに何て事を!
そんなことを思ったのはいつも言った後だった。
「あは!そうだよねー!ごめんね?来斗。」
未来ちゃん…顔、引きつってるよ…。
「未来。俺、本気で結婚したいから。待ってろよ。元気になるまで。」
頼もしいなぁ。来斗君。
そう思ったのもつかの間。
この後ドリームランドで楽しんで帰ったのだが、来斗君は悪性でドリームランド行った次の週に亡くなった。来斗君は最後、私達に
幸せになれと言って安らかに微笑みながら眠った。
その後を追いかけるようにして、未来ちゃんも同じく悪性で亡くなった。悲しそうに眠った。
二人が居なくなった病室は、二人が来る前よりも寂しく感じた。
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