キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
『ねぇねぇ!こっくりさんって知ってる?』まこちゃんだ!
『知ってる~!紙に五十音順書いて鳥居を書いて、yesとnoとかいて、お金を乗せて、集中力をとぎらせず、こっくりさんこっくりさん。おいでくださいってやつっしょ?』私だ。
『そうそれ!やってみない?たっくんとみこも入れてさ!』
『夏だしそれ良いかもね!涼しくなるかも~!』   
夜お泊り会を予定してたんだっけ?それでその時にやったんだよね!
『こっくりさんこっくりさんおいでください。おいでくださりましたか?』
するとyesに!来た!
『あこを好きな人は?』まこちゃんは聞く。
すると…た、くとなった。まじっすか?!
『えーーー!』私は叫んだ。
『よかったじゃん!』
『んじゃ。まこを好きな人は?』
すると…じ…ゆ…ん。
『え?じゅんって誰?うちのクラスにそんな人居たっけ?あ!いつもたっくんと居る人ね!』
『まこ、うれしくないの?』
『うん。あいつ好きじゃない。』
『こっくりさんこっくりさん。お帰りください。お帰りましたか?』
するとyesに。
『帰ったし終わりにしよっか。』まこちゃんは言う。
紙をグシャッとした。そして捨てた。
『みこ達やらずに寝ちゃったし、もう寝る?』私は言う。
『そだね。お休み~。』
そして私は徐々に明るくなっていく視界のなかにお姉ちゃん?らしきひとを見た。
『あなたがあこちゃん?私はかこ。あなたのお姉ちゃんよ。流産で私は死んだけどほんとは三人姉妹なの。さ、目を覚ますわ。また今日のよる会いましょう。』
そして私は目を覚ました。
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