キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
次の日
私は元気が生きているか確認しに行った。生きていますように…。
コンコン。ガラガラ
「元気!おっはよー!今日は何して遊ぶー?」
「おう。おはよーさん。出かけるぞ。」
良かったぁー生きてる!とホッとした。
「どこに行くん?」
「学校ー。早く制服に着替えてこい。遅刻するぞ。」
「学校?!わ、分かった!」
そして私は部屋へ戻り、制服に着替え、歯磨きや顔を洗ったり髪を結んだ。
私は鏡に向かって。
「今日も可愛く優しくおしとやかに頑張ってこ!あこ!」
懐かしいなぁ。久しぶりに学校前の気合いをやったなぁ。
実は私、いつも学校行く前に鏡の自分き気合いを入れてたんだよね。
「ぷ!お、お前、何やってんだよ。あはははは!やっベーつぼったー。」
い、いつの間に元気が?!は、恥ずかしいー! 
「べ、別に私が何をしようと関係無いでしょ!はほ、ほら!遅刻するから!」
「ごめん。ごめん。そうだよな。早くいかねーと。」
「ちなみにどうやって行くの?ここからだと2時間は掛かるよ?」
「あこん家の車だよ。俺が頼んどいた。」
「へーそうなんだー。って!元気もしかして!もう彼氏ですって言っちゃった?!」
「おう。言っちゃったら悪かったか?」
そうじゃなくって!あーもう!
「普通彼氏彼女で改めて紹介するもんでしょ!はぁ。」
他愛もない会話を駐車場まで話していた。
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