キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
私達は車に乗り込んだ。車種は新しく買ってかわった!ヘンダのエデッセイ。パールホワイト!
「お前家。車変わったんだな。中も広いしパワースライドだし。」
「そうだよ。2017年に新しくなったエデッセイ!」私は胸を張って言った。
「おー!俺の家はテヨタのceだよ。パールホワイト!同じだな!色!」
「そうだね!ペアカーだね!」
「そこのお二人さん。私達が居ることをお忘れでないかしら?」
「いつもうちのあこがお世話になってるな。これからも元気君、よろしく頼んだよ。あこ、幸せにな!」
お父さん…お母さん…。それって…け、結婚していいってこと?
私はついに元気君の事を完全に好きになった。たっくん何て幼なじみ。憧れって奴?
「私ね?元気と付き合いたての頃は、まだたっくんが好きだったの。でも今は元気一筋だから。大人になったら結婚しても全然構わない。」私は真剣に言った。
今なら…言える…そう思ったから。恥ずかしかったけど、これこそ私の本心。
「あこ…。俺もだよ。俺も本当は元カノの事を付き合いたての頃は、まだ好きだった。でも今はあこ一筋だから。今結婚しても全然構わないぜ。」
これって…ある意味…プロポーズだよね?
「ふふふ。私達も昔はこうな感じだったわよね。ねぇ。パパ?」
「あぁ。そうだなー。懐かしいなぁ。俺らは高校時代に結婚したからなぁ。」
「そうなんですか?じゃあ俺達も出来るかもな?あこ。」
「は、早いよプロポーズは卒業するまでお預け!」
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