キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
そういった瞬間元気はがっかりしたらしく、すねてしまった。 
心の中で私は可愛いと称賛していた。
「あこ。可愛い何て言うな。俺は男だぞ。それを忘れるな」
え?ま、まさか声にだしてた?!それとも…ばれてたとか?!
「声に出してたも何もあこが考えることはぜーんぶお見通しだぜ。」
…一緒に居るとめんどくさーい。
「まさか、俺と一緒に居るとめんどくさーいって思ってないよな?」
「す、すみません…。てかお母さんまだ着かないの?」
「もう着くわよ。そんなに皆に会いたいんだね。」
だ、だってみこもみーんな大好きだもん。
「そういえばあこって俺の一つ上だったよな。」
「え?そうだけど。それがどうかした?」
頭のなかには?が浮かび上がる。何でだろ?
「拓先輩に今日は部活出れますと言っておいてくれないか?」
「オッケー。任しといて!」と胸をドン!と叩いた。
「私も…美術部出よっかな?」ふとそう思った。
「良いんじゃね?俺もサッカー部出るしよ。」
「お二人さん。着いたわよ!」
そこには私のクラスの皆が待っていた。そして私達は車を降りた。
でも何で皆居るの?元気のクラスの人も集まってる。
何かしたっけ?それとも悪いことした?
私の頭の中はそればかりぐるぐると回る。
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