キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。

そして校門を二人で手をつないで通った瞬間！
パーン！
皆「あこ！元気！ご結婚おめでとうー！」
え？え？ご結婚おめでとうってどういう事ー？！
「とりあえずあこにはこっちに来てもらうよ！」
私は目隠しして校内１美女のにこちゃんに連れられ、学年室へ。
ガラガラ
「目を開けて良いよ！」にこちゃんにそう言われて目を開けてみると…。
そこには私の好きな水色のウエディングドレスとお色直しに着る白と七色のドレス、そしてティアラが！
「………」私は感激と感動のあまり声が出ない。というか言葉にならないくらい感動した。
「気に入ってくれた？私達頑張って短い期間に作ったの！」
「気に入った！本当にありがとう！」
私は涙が止まらなかった…。私は皆に支えられてるんだって感じた。
「泣くのは良いけど、とりあえず着替えよ！」みこに言われた。
数分後私は着替え終わった。ティアラとウエディングドレスを。
鏡で見てみると…サイズがピッタリで、お化粧もして無いのに自分じゃないみたいだ。
「うわー！ちょー似合ってるー！ちなみにこのドレスはデザイナーのみこ！じゃあ次はお化粧だね！拓君よろしくー！」
え？拓君？何でー？！
「んじゃ。あこ。やるぞ。お前の晴れ舞台だしよ。」
「ありがと。私ね？こういう結婚式やってみたかったの！だからめっちゃ嬉しい！」
着々と変わり果てていく自分の顔。
見る見るうちに綺麗というより可愛いにちかい。
「拓君ってこんな趣味会ったんだねー！」
「姉ちゃんにやらされてたから、腕はあるかな。」
「拓君ってお姉さんいたんだー！初耳！」