キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
「そういえば今日新しく病室に来るけど、めっちゃイケメンなの!同い年らしいから仲良くしてあげてよ!」
え、え、えーーーー!い、いいいい、イケメンと言った?!ヤバイヤバイヤバイ!かわいくしなきゃ!といっても…お化粧も口紅とかしか出来ないし、センス無いんだよねー。洋服。
そこであの二人を呼んだ。みこと拓君だ。
コンコンガラガラ!
「やっほ~!お姉ちゃん!洋服のセンスの神と言われているみこが来たよ~!」
とオシャレしてきたみこはゴスロリのコーディネート!
「よ。女子にメイクして~とおねだりされて、男子にも言われている神のヘアーメイクの拓が来たぜ」
とイケメン風のメイクをしている拓君。てかヘアーメイクって言うんだあーゆうーの。
「あこ!今日はイケメン君が部屋に来るって言うから、気合い入れてやるからね!」
と何故か体中燃えていて、漫画のように目の中も燃えているみこ。
それに比べて…
「イケメン君がくるんだってな。ま、それなりに可愛くしてやるから。」
とちょー冷静な拓君。まるで炎を消す水みたいなコンビだ。
「てかそのイケメン君はいつ来るのかね?」
と時計を見ながら言うみこ。確かにもう、11時だ。
「確かにそうだな。とりあえず始めるか!」
そしてお化粧がスタートした。
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