記憶を失う主人公は、大切な人たちも失い、病気が体を蝕み、何度も絶望しました。
幸せが訪れたと思っても、急展開の連続で中々ハッピーエンドになりません。
先に往った人たちはあこに生きてほしいと願いますが、あこは辛くて天国に行きたいと思います。
あこの行動は評価がわかれるかもしれません。それでも、最後まで全力で生きたあこの姿に感動します。
恋よりも強い友情を感じたラストには驚きました。
badendも読むと、登場人物の印象が変わりますね。
波乱万丈で、私たちの現実とは離れているかもしれませんが、共感できる話題や笑える場面もあります。辛いことが続きますがそこが救いです。