その少女、悪魔につき
私は、完璧主義者である。
親も性格が悪いから、私に無理をさせてでも『完璧』で居るよう、『完璧な私』を求めた。
私は、応えた。
親の求めた完璧に。
完璧な私を。
「大倉さん、今日一緒に遊べない?」
軽率に私を誘う輩一人目。
また、この人からのお誘い。
毎日毎日、懲りずに偉いなぁ、なんて。
その諦めない精神、悪くないと、思う。
あまり執拗いと、その精神も何時か飽きられると思うけどね。
「ごめんなさい、今日も忙しいの」
嘘に決まっている。
私は、何時も暇をしている。
でも、こんな人に時間を費やすくらいなら、私は美を探求する方が、自分の為になるだろう。
「今日も遊べないのかぁ。
じゃあ、遊べる日があったら教えて欲しいな」
これで教えて?と、渡された小さな紙。
なんて、図々しい男なの?
「…遊べる日があったら、連絡させて頂くね」
「あ、ちなみに」
連絡だけじゃなくて、何時でも話しかけてね。
だって。お前、ナルシストだったのか。
「是非させてもらうね」
引きつってないかな、笑顔。
これはドン引きレベルで酷い。
どんな自意識過剰だ。
これだから全く。
美しくないものは、これだから嫌いなんだよ。
親も性格が悪いから、私に無理をさせてでも『完璧』で居るよう、『完璧な私』を求めた。
私は、応えた。
親の求めた完璧に。
完璧な私を。
「大倉さん、今日一緒に遊べない?」
軽率に私を誘う輩一人目。
また、この人からのお誘い。
毎日毎日、懲りずに偉いなぁ、なんて。
その諦めない精神、悪くないと、思う。
あまり執拗いと、その精神も何時か飽きられると思うけどね。
「ごめんなさい、今日も忙しいの」
嘘に決まっている。
私は、何時も暇をしている。
でも、こんな人に時間を費やすくらいなら、私は美を探求する方が、自分の為になるだろう。
「今日も遊べないのかぁ。
じゃあ、遊べる日があったら教えて欲しいな」
これで教えて?と、渡された小さな紙。
なんて、図々しい男なの?
「…遊べる日があったら、連絡させて頂くね」
「あ、ちなみに」
連絡だけじゃなくて、何時でも話しかけてね。
だって。お前、ナルシストだったのか。
「是非させてもらうね」
引きつってないかな、笑顔。
これはドン引きレベルで酷い。
どんな自意識過剰だ。
これだから全く。
美しくないものは、これだから嫌いなんだよ。