君がボクにくれたモノ
〜桜舞う日に〜
「よし…!」
制服にシワがないかしっかりと鏡でする。まだ新しいそれは少し大きめでどことなくかっこ悪い。
ネクタイをしめて、靴下の丈を揃えて、少し背伸びしてみる。
今日から華の高校生なのだ。こんな私でも少しくらいは気合が入ってしまうものだろう。それが普通なはずだ。
と、なんやかんやしてるうちに、玄関のチャイムが鳴った。
濃い緑色のリュックサックを背負って、ローファーもきちんと履いて、私は玄関の扉を開けた。
「お、来た来た」
長い綺麗な髪をなびかせながらその子は振り向く。
彼女は結崎凛華。私の幼なじみかつ親友だ。りっちゃんは美人さんで、サバサバしてるけどかっこよくて、世話焼きで、私の自慢の親友なのだ。
「りっちゃん…!おはよう」
同じ制服のりっちゃんを見ると何だか少し感動してしまう。ああ、もう高校生なんだなぁ、と実感させられた。
「あはは、小雪、昨日あんまり眠れなかったでしょ。クマ出来てる。」
と、笑って私の目元を指さす。
「あぐ…だって、緊張してて…!気付いたらもう3時で…!!」
「はははっ、小雪らしい」
「もうー…!」
少しずつ歩み始めて行くうち、高校生活への期待と不安で私の胸はいっぱいになっていった。
制服にシワがないかしっかりと鏡でする。まだ新しいそれは少し大きめでどことなくかっこ悪い。
ネクタイをしめて、靴下の丈を揃えて、少し背伸びしてみる。
今日から華の高校生なのだ。こんな私でも少しくらいは気合が入ってしまうものだろう。それが普通なはずだ。
と、なんやかんやしてるうちに、玄関のチャイムが鳴った。
濃い緑色のリュックサックを背負って、ローファーもきちんと履いて、私は玄関の扉を開けた。
「お、来た来た」
長い綺麗な髪をなびかせながらその子は振り向く。
彼女は結崎凛華。私の幼なじみかつ親友だ。りっちゃんは美人さんで、サバサバしてるけどかっこよくて、世話焼きで、私の自慢の親友なのだ。
「りっちゃん…!おはよう」
同じ制服のりっちゃんを見ると何だか少し感動してしまう。ああ、もう高校生なんだなぁ、と実感させられた。
「あはは、小雪、昨日あんまり眠れなかったでしょ。クマ出来てる。」
と、笑って私の目元を指さす。
「あぐ…だって、緊張してて…!気付いたらもう3時で…!!」
「はははっ、小雪らしい」
「もうー…!」
少しずつ歩み始めて行くうち、高校生活への期待と不安で私の胸はいっぱいになっていった。