ワケありルームシェア 2
そして哀川さんが夕飯を作っている間に澄に連絡する。
「もしもし。」
『どうしたんだ?』
「今日は助かったよ。………ありがと。」
『!…螢にお礼言われるなんて…っ。』
「お礼くらい言うから、僕だって。ふざけないでよ。」
『分かってるってー。あ、澪月に金はいいって言っといて。』
「あれだけ欲しがってたのに?」
『今回は俺だけじゃ助けられなかっただろ?澪月の言葉に先輩は動かされたからな。』
「そう…。」
澄がいなかったら、僕達があそこまでたどり着けなかったんだけどね。
『でも、体の問題でよかったなぁ。それも病気。』
「なんで?」
『何でって、体の方が、特に病気の方が治療法があったり治す方法がすぐわかったりするだろ?心の問題だったら全くわからねぇからな。』
「へぇ。」
『今回は先輩が“生きたいって”思ってくれていて助かったぜ。』
“当たり前”というように話す澄。
そこまで考えてたんだ。
認めたくないけど、澄はすごい人間だ。
「もしもし。」
『どうしたんだ?』
「今日は助かったよ。………ありがと。」
『!…螢にお礼言われるなんて…っ。』
「お礼くらい言うから、僕だって。ふざけないでよ。」
『分かってるってー。あ、澪月に金はいいって言っといて。』
「あれだけ欲しがってたのに?」
『今回は俺だけじゃ助けられなかっただろ?澪月の言葉に先輩は動かされたからな。』
「そう…。」
澄がいなかったら、僕達があそこまでたどり着けなかったんだけどね。
『でも、体の問題でよかったなぁ。それも病気。』
「なんで?」
『何でって、体の方が、特に病気の方が治療法があったり治す方法がすぐわかったりするだろ?心の問題だったら全くわからねぇからな。』
「へぇ。」
『今回は先輩が“生きたいって”思ってくれていて助かったぜ。』
“当たり前”というように話す澄。
そこまで考えてたんだ。
認めたくないけど、澄はすごい人間だ。