ワケありルームシェア 2
澪月side
昨日寝るのが遅かったからなのか、今日はいつもより少しだけ起きるのが遅くなってしまった。
「…き、昨日のこと、夢………じゃないよね…。」
昨日のこと、告白のことを思い出すと、はずかしくなる。
_______________っ、月が、綺麗…ですね。
_______________月はずっと前から綺麗だったよ。
夏目漱石が“”I love youを訳せと言う問題を出した時に生徒が答えたのが“我、君を愛す”だそうだ。しかし、夏目漱石が答えたのが“月が綺麗ですね”だった。実際には“会いに来て”という意味もあるみたいだけど。
まさか、緋山君に通じるなんて。あ、本とかで覚えたのかな?でも、通じて嬉しかった。普通に言葉で表すのはす、すごく恥ずかしい……から…………。
「よし!今日は合宿の準備しなくちゃ。」
リビングに行き、朝食を作り、緋山君を待つ。昨日とは違う。家が人一人分狭くなって、一人分多くご飯を作る。きっとこれが私にとっての幸せかもしれない。
「………ぉはよ…。」
「緋山君!おはよう。ご飯できてるよ。」
「ん…。」
昨日寝るのが遅かったからなのか、今日はいつもより少しだけ起きるのが遅くなってしまった。
「…き、昨日のこと、夢………じゃないよね…。」
昨日のこと、告白のことを思い出すと、はずかしくなる。
_______________っ、月が、綺麗…ですね。
_______________月はずっと前から綺麗だったよ。
夏目漱石が“”I love youを訳せと言う問題を出した時に生徒が答えたのが“我、君を愛す”だそうだ。しかし、夏目漱石が答えたのが“月が綺麗ですね”だった。実際には“会いに来て”という意味もあるみたいだけど。
まさか、緋山君に通じるなんて。あ、本とかで覚えたのかな?でも、通じて嬉しかった。普通に言葉で表すのはす、すごく恥ずかしい……から…………。
「よし!今日は合宿の準備しなくちゃ。」
リビングに行き、朝食を作り、緋山君を待つ。昨日とは違う。家が人一人分狭くなって、一人分多くご飯を作る。きっとこれが私にとっての幸せかもしれない。
「………ぉはよ…。」
「緋山君!おはよう。ご飯できてるよ。」
「ん…。」