ワケありルームシェア 2
午後になると屋根を叩きつけるような雨が降ってきた。
「多分明日も雨だよね。」
このまま振り続けてたら延期になっちゃう。
「あっ、いいこと思いついた!」
そして、私はリビングへ向かった。
「ねぇ、哀川さん。何やってるの。」
「え、てるてる坊主作ってるの。」
「…それは見てわかるけど。」
てるてる坊主で明日が晴れになるように。1人1人顔を書いて並べてる。
「変なところで頑張るね。」
「そうかな〜、でも明日が晴れになってほしいから。」
「まぁ、頑張って。」
そう言うと、机を挟んで私の前に座る緋山君。
「あれ、スピード落ちたんじゃない…?」
「…恥ずかしい…。」
ずっと見られてたら恥ずかしいに決まってる。しかも、緋山君だと余計に。
「別にいいでしょ、見てて飽きないんだし。」
「わ、私なんか見ても面白くないよ。」
「好きだから見ててもいいでしょ。」
「じゃ、じゃあ、私も緋山君の顔見る!」
そしてじっと緋山君の顔を見つめる。だけど、私が恥ずかしい。
「目、逸らしたね。」
「緋山君は恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいけど、見ていたいから。」
そういうセリフをさらっと言える緋山君はすごいと思う。私ばっかり恥ずかしがってるみたい。
「多分明日も雨だよね。」
このまま振り続けてたら延期になっちゃう。
「あっ、いいこと思いついた!」
そして、私はリビングへ向かった。
「ねぇ、哀川さん。何やってるの。」
「え、てるてる坊主作ってるの。」
「…それは見てわかるけど。」
てるてる坊主で明日が晴れになるように。1人1人顔を書いて並べてる。
「変なところで頑張るね。」
「そうかな〜、でも明日が晴れになってほしいから。」
「まぁ、頑張って。」
そう言うと、机を挟んで私の前に座る緋山君。
「あれ、スピード落ちたんじゃない…?」
「…恥ずかしい…。」
ずっと見られてたら恥ずかしいに決まってる。しかも、緋山君だと余計に。
「別にいいでしょ、見てて飽きないんだし。」
「わ、私なんか見ても面白くないよ。」
「好きだから見ててもいいでしょ。」
「じゃ、じゃあ、私も緋山君の顔見る!」
そしてじっと緋山君の顔を見つめる。だけど、私が恥ずかしい。
「目、逸らしたね。」
「緋山君は恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいけど、見ていたいから。」
そういうセリフをさらっと言える緋山君はすごいと思う。私ばっかり恥ずかしがってるみたい。