ワケありルームシェア 2
「あの、これ。ありがとうございました。」
「あ、いいんですよ。でも、わざわざ返してくれるなんて……。」
渡されたのはあの日貸した傘。
「いえ、あの時のおかげでいいことありましたし、本当に感謝してます。」
「いえいえ、そんな…。」
渡された傘を手に取る。そして、素朴な疑問をぶつける。
「あの………。もしかして、恋人同士ですか?」
「えっ!?」
女の人が顔を赤く染める。
「あ、はい。」
男の人の方が答えてくれる。
きっとスポーツ系の部活なんだろう。開いたままのカバンからユニフォームが見える。
「あの時、傘を貸してくれたおかげで付き合うことが出来ました。」
「そうなんですか………、えっ!?あの時貸してから告白したんですか!?」
「はい。俺から。」
「ちょっ、冬璃君!?……えへへ、おかげさまで思いを伝えられました。ありがとうございます。」
ま、まさか私が傘を貸しただけで付き合ってる人がいるなんて…っ!
「あ、よかったら………………。」
「あ、いいんですよ。でも、わざわざ返してくれるなんて……。」
渡されたのはあの日貸した傘。
「いえ、あの時のおかげでいいことありましたし、本当に感謝してます。」
「いえいえ、そんな…。」
渡された傘を手に取る。そして、素朴な疑問をぶつける。
「あの………。もしかして、恋人同士ですか?」
「えっ!?」
女の人が顔を赤く染める。
「あ、はい。」
男の人の方が答えてくれる。
きっとスポーツ系の部活なんだろう。開いたままのカバンからユニフォームが見える。
「あの時、傘を貸してくれたおかげで付き合うことが出来ました。」
「そうなんですか………、えっ!?あの時貸してから告白したんですか!?」
「はい。俺から。」
「ちょっ、冬璃君!?……えへへ、おかげさまで思いを伝えられました。ありがとうございます。」
ま、まさか私が傘を貸しただけで付き合ってる人がいるなんて…っ!
「あ、よかったら………………。」