ワケありルームシェア 2
螢side
昼食のあと、自室に戻る。哀川さんはケーキを作ってくれているらしい。
「はぁ………。嫌なこと思い出した。」
哀川さんが知りたがっていた澄の家。
前に一度だけ行ったことがある。
澄の家は普通の家だった。
普通に家族がいる家だったけど………。
______________あそこには悪魔が住んでる。
澄が家を見せたがらないのもそこにある。
「はぁ…………………。」
溜息がこぼれる。きっと、哀川さんを連れていったとしても、澄が怒るだろうし。澄は忙しいから、また家に来るとは限らない。
電話、か。
_______________プルルルル、プルルルル。
出ない。
まぁ、前まで電話してきた方が珍しいのかもしれないけど。
ていうか、なんで僕がこんなことしてるの。
…………気にしなくてもいいことか。
そして、3時までの間ずっと本を読んでいた。
昼食のあと、自室に戻る。哀川さんはケーキを作ってくれているらしい。
「はぁ………。嫌なこと思い出した。」
哀川さんが知りたがっていた澄の家。
前に一度だけ行ったことがある。
澄の家は普通の家だった。
普通に家族がいる家だったけど………。
______________あそこには悪魔が住んでる。
澄が家を見せたがらないのもそこにある。
「はぁ…………………。」
溜息がこぼれる。きっと、哀川さんを連れていったとしても、澄が怒るだろうし。澄は忙しいから、また家に来るとは限らない。
電話、か。
_______________プルルルル、プルルルル。
出ない。
まぁ、前まで電話してきた方が珍しいのかもしれないけど。
ていうか、なんで僕がこんなことしてるの。
…………気にしなくてもいいことか。
そして、3時までの間ずっと本を読んでいた。