ワケありルームシェア 2
「………霧谷、霧谷彗、です。中学2年生で、好きなものはゲームです…。」
人見知りなのかな。ずっと俯いたまま。
「中学2年生なの?」
質問してみるも、彗君はゲームをやり始めてしまう。
「彗は澄の弟で、人が好きじゃないみたいだから、気にしないで大丈夫だと思う。」
緋山君がフォローしてくれる。
「うん、大丈夫。誰にだって苦手はあるから。」
私も人と話せなかったし。だから、彗君のことをどうこう言うつもりはない。
「えへへ、なんか弟が出来たみたい。」
そして1日、澄君が彗君を迎えに来ることは無かった。
「彗君、どこで寝る?」
「………別に、ここでいい、です。邪魔だったら…追い出してもらっても、いいです。」
「絶対に追い出したりしないから安心してね。じゃあ………、私の部屋使ってもいいよ。私がリビングで寝るから。」
「いや、哀川さん。それはダメでしょ。彗は僕の部屋に連れてくから、哀川さんは自室で寝て。」
でもそれだったら………。
「緋山君はどこで寝るの?」
「ここ。」
「風邪ひいちゃうよ?」
「僕、体は強いほうだから。」
「……分かった。」
人見知りなのかな。ずっと俯いたまま。
「中学2年生なの?」
質問してみるも、彗君はゲームをやり始めてしまう。
「彗は澄の弟で、人が好きじゃないみたいだから、気にしないで大丈夫だと思う。」
緋山君がフォローしてくれる。
「うん、大丈夫。誰にだって苦手はあるから。」
私も人と話せなかったし。だから、彗君のことをどうこう言うつもりはない。
「えへへ、なんか弟が出来たみたい。」
そして1日、澄君が彗君を迎えに来ることは無かった。
「彗君、どこで寝る?」
「………別に、ここでいい、です。邪魔だったら…追い出してもらっても、いいです。」
「絶対に追い出したりしないから安心してね。じゃあ………、私の部屋使ってもいいよ。私がリビングで寝るから。」
「いや、哀川さん。それはダメでしょ。彗は僕の部屋に連れてくから、哀川さんは自室で寝て。」
でもそれだったら………。
「緋山君はどこで寝るの?」
「ここ。」
「風邪ひいちゃうよ?」
「僕、体は強いほうだから。」
「……分かった。」