ワケありルームシェア 2
校長の長い話が続く。
君たちは大学に行くために………。学校の評価を落とさないような行動で………。夏休み明けには………。
なんて、くだらない話。座ってると眠たくなってくる。もう意識を保つのが辛いくらい。いっそもう寝てしまおうか。
「次は理事長、月宮理事長のお話です。」
月宮……。前に哀川さんが言ってた理事長だ。壇上に顔を向ければ、月宮先輩と同じ焦げ茶色の髪。優しそうな顔。40代前半だろう。しかし、そんなに年には見えない。
「私から言うことは一言です。」
_______________楽しみなさい。この年最後の夏休みを。
口元に笑みを浮かべ簡潔に述べた。周りの派手女子や男子のグループから拍手が起こる。
ふと、月宮先輩を探す。
見つけた月宮先輩はいつもどおりジャージで、自身の右腕を強く握りしめていた。
君たちは大学に行くために………。学校の評価を落とさないような行動で………。夏休み明けには………。
なんて、くだらない話。座ってると眠たくなってくる。もう意識を保つのが辛いくらい。いっそもう寝てしまおうか。
「次は理事長、月宮理事長のお話です。」
月宮……。前に哀川さんが言ってた理事長だ。壇上に顔を向ければ、月宮先輩と同じ焦げ茶色の髪。優しそうな顔。40代前半だろう。しかし、そんなに年には見えない。
「私から言うことは一言です。」
_______________楽しみなさい。この年最後の夏休みを。
口元に笑みを浮かべ簡潔に述べた。周りの派手女子や男子のグループから拍手が起こる。
ふと、月宮先輩を探す。
見つけた月宮先輩はいつもどおりジャージで、自身の右腕を強く握りしめていた。