ワケありルームシェア 2
「凄いね、バレーって。」
「覚えた?」
「少しなら…、セッターの動きだったら授業でやったから知ってるよ!」
そうして、哀川さんは彗にトスを教えることになった。まぁ、トスが出来ないと次の攻撃に繋げられないしね。それくらいだったら哀川さんは苦手なりにもできるでしょ。
「よしっ、緋山君投げて貰っていい?」
下から優しく投げる。僕の投げたボールは哀川さんのちょうど真上くらいに。
_______________ボコッ。
「あぅっ、痛い……。」
見事に額に命中。
「…大丈夫?ちょっとタイミングがずれてたと思うからもう少し落ち着いてやってみて。」
「う、うん。ごめんね、緋山君。せっかく投げてもらったのに。」
「いいから、次、やるよ。」
「うん!」
そしてもう一度投げる。先ほどと同じように綺麗な弧を描いて哀川さんの頭上に。
_______________ボコッ。
「痛っ。」
今度はタイミングを合わせようとしすぎて遅れる。
「な、なんで出来ないんだろう…。」
「…澪月姉さん、本当に、運動苦手………。」
「ボールしっかり見て。」
「う、うん……。」
そして、2、3回やってみるも全て失敗。
「覚えた?」
「少しなら…、セッターの動きだったら授業でやったから知ってるよ!」
そうして、哀川さんは彗にトスを教えることになった。まぁ、トスが出来ないと次の攻撃に繋げられないしね。それくらいだったら哀川さんは苦手なりにもできるでしょ。
「よしっ、緋山君投げて貰っていい?」
下から優しく投げる。僕の投げたボールは哀川さんのちょうど真上くらいに。
_______________ボコッ。
「あぅっ、痛い……。」
見事に額に命中。
「…大丈夫?ちょっとタイミングがずれてたと思うからもう少し落ち着いてやってみて。」
「う、うん。ごめんね、緋山君。せっかく投げてもらったのに。」
「いいから、次、やるよ。」
「うん!」
そしてもう一度投げる。先ほどと同じように綺麗な弧を描いて哀川さんの頭上に。
_______________ボコッ。
「痛っ。」
今度はタイミングを合わせようとしすぎて遅れる。
「な、なんで出来ないんだろう…。」
「…澪月姉さん、本当に、運動苦手………。」
「ボールしっかり見て。」
「う、うん……。」
そして、2、3回やってみるも全て失敗。