ワケありルームシェア 2
「螢、ここにいるのも澪月ちゃんの迷惑になるだろ?兄ちゃんが出張に行くまでホテルに泊まるぞ。」
「えっ、何言ってるの、兄さん。正気?」
「だって、付き合ってないんだろ?大丈夫、心配しなくても今まで住んでた分の家賃は払ってくから。」
そういう問題じゃなくて……。
「僕は今ここに住んでるんだけど。」
「ひ、緋山君は迷惑じゃないです!」
「そう言われてもなぁ、まだ未成年だし。澪月ちゃんも大変だろう?」
きっと、兄さんは悪気があって言ってるわけじゃないと思う、けど…。今まで大家の水谷さんや、澄達に言われなかったことが可笑しいのか。
「兄さんが言ってることは、正しいけど……。僕が迷惑かけるとでも思ってるの?信用してないわけ?」
「螢はおとなしいけど……まだ同性同士だったら許せたけど、女の子となるとなぁ…。」
男女ということを気にしてるのか……。まぁ、それはわからなくもないけど……。
「とりあえず、今日はホテルに行ってゆっくり兄ちゃんと話し合おう。学校の話も聞きたいし、な?」
昔から兄さんのこの顔に、弱くなって相手を尊重しているような気持ちに、僕自身すごく弱かった。
「………哀川さん、また連絡する。」
哀川さんに背を向け、玄関へ兄さんと向かうと…。
「えっ、何言ってるの、兄さん。正気?」
「だって、付き合ってないんだろ?大丈夫、心配しなくても今まで住んでた分の家賃は払ってくから。」
そういう問題じゃなくて……。
「僕は今ここに住んでるんだけど。」
「ひ、緋山君は迷惑じゃないです!」
「そう言われてもなぁ、まだ未成年だし。澪月ちゃんも大変だろう?」
きっと、兄さんは悪気があって言ってるわけじゃないと思う、けど…。今まで大家の水谷さんや、澄達に言われなかったことが可笑しいのか。
「兄さんが言ってることは、正しいけど……。僕が迷惑かけるとでも思ってるの?信用してないわけ?」
「螢はおとなしいけど……まだ同性同士だったら許せたけど、女の子となるとなぁ…。」
男女ということを気にしてるのか……。まぁ、それはわからなくもないけど……。
「とりあえず、今日はホテルに行ってゆっくり兄ちゃんと話し合おう。学校の話も聞きたいし、な?」
昔から兄さんのこの顔に、弱くなって相手を尊重しているような気持ちに、僕自身すごく弱かった。
「………哀川さん、また連絡する。」
哀川さんに背を向け、玄関へ兄さんと向かうと…。