幼馴染の彼~あの日の約束~
「じゃあ・・・俺へのプレゼントは、怜美がいいな・・・怜美が欲しい」

 耳元で囁かれた。

「え・・・」

「・・・だめ?」

 智弥の唇が軽く私の唇に触れた。
 抵抗することもなく、されるがままになっていると、それを了承と受け取ったのか

 今度は、しっかりと唇が重なった。

「んっ・・・ふっ・・・ん・・」

 何度も何度も、角度を変えながらの深いキス。
 だんだん、激しくなって、呼吸することさえ、苦しくなって。

 だんだん、酸欠状態になって頭の中がクラクラしてきたと同時に智弥のことで頭がいっぱいになって。
 ソファに倒された。

 智弥の左手が、私のブラウス越しから触られ、びくっと体が震える。
 そして、ブラウスのボタンを外されはじめたことに気がつき、私は我に返った。

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