幼馴染の彼~あの日の約束~
「怜美、ここ、おいで」

 智弥が自分の前のスペースをあけて、手招きする。
 おとなしく、近づくと腕を引っ張られ、包み込まれるように抱きつかれた。

「ちょっ、危ない」


「怜美は俺のだからね。誰にも渡すつもりないから」


 ぎゅっと強く抱きしめられた。
 

「ヤキモチ?」

 何も答えずにキスされる。
 そうだけど、何?と言われたかのようだった。


 胸がキュンとなる。
 男性を可愛いと思えてしまった。いつもはかっこよくて俺様的な感じなのに。

「今夜、寝かさないから」

 やっぱり、俺様だった・・・・
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