幼馴染の彼~あの日の約束~
仕事が終わり、会社の外に出たら知り合いの顔があった。
「あれ、片桐くん?」
会社帰りであろうスーツ姿の片桐くんが、石段になっている階段の壁に寄りかかるように立っていた。
「怜美ちゃん」
私に気がつくと、ほっとしたような表情で近づいてきた。
「こんばんわ、真子待ちですか?彼女ならもうすこ・・・」
「怜美ちゃんを待ってたんだ」
え?私?
首を傾げながら、人差し指で自分を指しながら聞くと、片桐くんは、うんうんと頷いて見せる。
「今日、近場で仕事だったんだ。もしかしたら会えるかなと思って真子にメールしたら、まだ居るって返事きたから寄ってみたんだ」
へぇ、と曖昧に返事をすると、いきなり片桐くんが右手を握ってきた。
え!?と驚く私を無視して、手をつないだまま歩き出す。
「今から、プラネタリウム行こうよ。時間的にまだ間に合うし、そのあと夕食にしてさ」
「え、ちょっ、ちょっと片桐くん、待って」
なんかいつになく、大胆だし、早口だし、早歩きだし。
どうしちゃったの!?
「あれ、片桐くん?」
会社帰りであろうスーツ姿の片桐くんが、石段になっている階段の壁に寄りかかるように立っていた。
「怜美ちゃん」
私に気がつくと、ほっとしたような表情で近づいてきた。
「こんばんわ、真子待ちですか?彼女ならもうすこ・・・」
「怜美ちゃんを待ってたんだ」
え?私?
首を傾げながら、人差し指で自分を指しながら聞くと、片桐くんは、うんうんと頷いて見せる。
「今日、近場で仕事だったんだ。もしかしたら会えるかなと思って真子にメールしたら、まだ居るって返事きたから寄ってみたんだ」
へぇ、と曖昧に返事をすると、いきなり片桐くんが右手を握ってきた。
え!?と驚く私を無視して、手をつないだまま歩き出す。
「今から、プラネタリウム行こうよ。時間的にまだ間に合うし、そのあと夕食にしてさ」
「え、ちょっ、ちょっと片桐くん、待って」
なんかいつになく、大胆だし、早口だし、早歩きだし。
どうしちゃったの!?