幼馴染の彼～あの日の約束～

女と彼

　付き合い始めてから８か月が経とうとしていた。

　あれから、お互い仕事で忙しいものの智弥との交際は順調で。

　殆ど智弥のマンションで一緒に生活しているような状態が続いているので、私が借りていたマンションも支払いの更新月である３月を目途に解約し、本格的に同棲しようという話になっている。


「お互いの両親にも挨拶行かないとだよなー」なんて相変わらず、本気なのか冗談なのかよく分からないことを口走るようにもなって。


　「幸せですって顔してるわよねー。あー羨ましっ！」


　昼休み、真子とランチしているとそんなことを言われる。

　「そんな顔してないわよ！茶化さないでくれる」

　気恥ずかしくなりながらも、内心ちょっと嬉しかったりして。
　２人で楽しく話をしていると、携帯のメールが届いた。確認すると、智弥からだった。

　『今日、夕食外で済ませてくる。急にでごめん』


　内容を確認していると、横から真子がニヤニヤしながら

「愛してるよメール？」


「・・・どんなメールよ。今日、夕食いらないみたい、仕事で遅くなるのかな」


「相変わらず忙しそうだね」


「まぁね。仕事だからしょうがないね」
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