幼馴染の彼~あの日の約束~
 今朝は何となく体がだるい。

 心配した智弥からは仕事休むように言われたけど、1人でいるとよけいなことばかり考えてしまうから、休めないし。

 結局仕事にきたはいいものの、やっぱりなんとなく集中できない。


 それでも、なんとかお昼休みまで、こなして。今は真子を含めた5人グループでお昼を食べている。

「怜美?なんか元気ないけど大丈夫?」

 心配そうに声をかけてきてくれる真子に「うん」と返事をすると、グループの1人の子が急に泣き出した。

 それを見てみんなが一斉にギョッとする。

「優しくされてる怜美さん見てたら、悲しくなってきたぁ」

 と、言いながら大粒の涙をポロポロと零す。

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