幼馴染の彼～あの日の約束～
「ど、どうしたの！？急に・・・」


「彼が浮気してるんです～」


　わぁと机に伏しながら泣き出したら止まる気配は見えず、両隣に座っている子たちが、肩や背中を撫でながらなんとか宥めているが、けっこう目立つ。

　なんか周りの視線が痛い。

　いじめているわけでもないのに、なんか居たたまれなくなるのは何故だろう・・・。

　
　こういう時は誰かに話を聞いてもらいたいアピールだろうということで、


　真子が半ば呆れながらも、話を聞くことに徹したらしく、いろいろ話を聞き出した。

　彼女はスンスン鼻を鳴らしながら、語りだした。


「最近、仕事が忙しいって、帰るのも遅くなってメールも減ってきて・・・」

　思わず、その言葉にドキッとした。

　そういえば、智弥もここ最近は特に忙しいみたいで帰りが遅い日が度々あるし、メールも以前に比べれば減ったような・・・。


「この前なんて、明らかに女性物の香水つけて帰ってきたし！」

　あぁ・・・この前、私もほのかに感じた・・・。
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