幼馴染の彼~あの日の約束~
 お風呂に入って、自室のベットでゴロンと横になって、携帯を見た。

 真子からメールが来ている以外は、誰からも来ていないし、着信もない。

 智弥、どうしたんだろう・・・・今頃、彼女と一緒にいるのかもしれない。

 じわりと目に涙が込み上げた。

 仲がよかったぶん、今がよけいにつらい。

 これから、どうしよう・・・・

 と、ぼーとしてたとき、自室のドアがノックされた。

「怜美?寝ちゃった?」

 お母さんがドア越しに声をかける。

 ベッドから体を起こして立ち上がり、ドアに向かった。
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