(完)嘘で溢れた恋に涙する
きっとこれは言い訳になってしまうんだろうけど。



あの日、私は何度も何度も本当のことを言おうとしたんだ。


私はあなたに恨まれるべき存在なんだと。



だけど、君のその優しい笑顔に惹かれてしまった私がいて言えなかった。




もしも、もう一度この日をやり直せるとしても、私はきっと言えないだろう。



何度もなんども馬鹿みたいに、私は君に惹かれるんだ。


救いのない思いに囚われて、動けなくなるんだ。
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