(完)嘘で溢れた恋に涙する
3
次に目を覚ましたのは、病院のベッドの上だった。
記憶が確かにあるのはここからだ。
個室の部屋にいた私は手や足には包帯が巻かれていて、そばのソファーではお母さんが疲れたように眠り込んでいた。
何度も言うように教室での惨劇の記憶が自分にないため、何が起きたのかよくわからない状況で、
なんで私はここにいるんだろう。
こんな状態なんだろう。
お母さんがどうしてここにいるんだろう。
さまざまな疑問が浮かんで考え疲れてしまい、とにかくお母さんを起こそうとした。
そう思って、軽い気持ちで呼びかけようとした。
だけどその時私はもう声を失っていた。
記憶が確かにあるのはここからだ。
個室の部屋にいた私は手や足には包帯が巻かれていて、そばのソファーではお母さんが疲れたように眠り込んでいた。
何度も言うように教室での惨劇の記憶が自分にないため、何が起きたのかよくわからない状況で、
なんで私はここにいるんだろう。
こんな状態なんだろう。
お母さんがどうしてここにいるんだろう。
さまざまな疑問が浮かんで考え疲れてしまい、とにかくお母さんを起こそうとした。
そう思って、軽い気持ちで呼びかけようとした。
だけどその時私はもう声を失っていた。