(完)嘘で溢れた恋に涙する
でも、


裏切られるのも、
傷つけられるのももう慣れた。


私が、自分の身もわきまえず幸せを願ってはいけないことも学んだ。


ねえ、お父さん、胸が苦しいよ。


貴方があの日犯した事件の一番の被害者が私の隣にいるの。


私に向かって笑顔を浮かべてる。


ねえ、お父さん。


貴方は私をいつまで苦しめるんですか?


私はあの日貴方がしたように、何も知らないふりで逃げてしまいました。



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