(完)嘘で溢れた恋に涙する
理玖がそのメモ帳を覗き込んできてニヤッと笑った。
「団長は俺なんだよ」
ああ、そういうことか。
美結はなぜかいつも理玖と張り合っているから団長が理玖っていうのが気にくわないんだ。
「絶対うちの方があんたなんかより団長感あるけん!」
「そうは言ってもなー、俺は勝手に推薦されて、立候補の美結さんに投票で勝っちゃったもんなー」
「くううぅぅ、一票差やもん、、」
「副団に指名してやっただけでもありがたく思え」
「ああ、もうほんとうざい!」
私のせいで勃発してしまった第二ラウンドを眺めながら、
聞かなきゃ良かったなと心から後悔した。
「団長は俺なんだよ」
ああ、そういうことか。
美結はなぜかいつも理玖と張り合っているから団長が理玖っていうのが気にくわないんだ。
「絶対うちの方があんたなんかより団長感あるけん!」
「そうは言ってもなー、俺は勝手に推薦されて、立候補の美結さんに投票で勝っちゃったもんなー」
「くううぅぅ、一票差やもん、、」
「副団に指名してやっただけでもありがたく思え」
「ああ、もうほんとうざい!」
私のせいで勃発してしまった第二ラウンドを眺めながら、
聞かなきゃ良かったなと心から後悔した。