君に恋した
あたしはけっこうどきどきしていた。


なんか、初恋のときみたいだなぁ。


ただ話すだけで緊張して、


話せると嬉しくて。


相手のことをもっと知りたかったり、声を聞きたいとか思ったり。


‥これって、恋なのかな。


あたしがほとんど経験したことの無い、恋。

あたし、尚之君に恋しそう。

なんでこんなに、展開が速いんだろう。

自分でも思いもよらなかった。

トゥルルルル…ブツッ、


あっ出た!


『もしもしっ、紗菜さん?』

な、尚之君だ!あたしは一気に胸が高鳴った。
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