君に恋した
夏海も不思議そうな顔で見てくる。


「えっと…じゃあ、何歳?」

『…15歳』

同い年だったんだ。中学生か高校生か。

「何人家族?」

『‥6人家族』

「そうなんだ!うちは4人家族だよっ」

『へぇ~‥』

…?なんで元気ないんだろう。もしかして、あたしの家族はどうでもいいとか!?

ま、まず次の質問!

「どこ中?うちの中学じゃないよね。それとも高校生?」

『‥うん。浜波中』

「あぁ、浜波中かぁ!ちょっと遠いいんだね、ここから」

『――なぁ、紗菜』

いきなり話しかけられてビクッとした。

「っなに?」

次にくる質問に、あたしは驚いた。




『…紗菜は、幸せか?』

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