君に恋した
「あっ、はーい!…あ、ごめん!これからご飯だから切るねっ」

『おう分かった!じゃあな!』

「また後で!」

電話を切ってすぐリビングに向かった。



4人でテーブルを囲んでの食事。

あたしの頭の中はまだ尚之が占領していた。

好きな人が出来ると、いつもその人のことを考えている、ということを知った。


ご飯を口に運びながらも、尚之の顔見てみたいなーとか、直接会いたいな~とか考えている。

たまに隣にいるお母さんに「どうしたの?ボーとして~」なんて聞かれた。

その時にはっと気づく。あたしはまた尚之のことを考えていたのかと。

ちょっといきすぎかも‥。ヤバイな、あたし。変態になっちゃうよ…しつこいし。


あんまり考えないことにしよう、なるべく。

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