君に恋した
いつものベッドに座り、ふぅーと深呼吸をする。

緊張しすぎてお腹が痛くなってきた…。

‥大丈夫、ちゃんと夏海と告白の練習したし!


携帯を開き、尚之に繋がる電話をかける。

…ピッ


『…もしもし』

4コール位してから尚之が出た。

う、なんか気まずいな‥。

ちょっと怒り気味の声だった。

「‥もしもし、紗菜だけど」

『うん…もしかして、写メのこと?あれなら…』

尚之はあのことと思っているようだった。

「ち、違う!今はそのことじゃなくて、別の話なんだけどっ」

『?何?』

「え…えっと…」

あたしは動揺した。

いざとなると、練習で出来たことができなくなる。

クッションをギュッと抱きしめた。


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