君に恋した
ピッピッ、


…なんか、あたしすごく緊張してる。


友達のときとは違う、どきどき。

そうだ‥あたしと尚之ってもう恋人なんだ。

しかも、恋人になって初電話!

鼓動が速くなり、電話を持つ手が震える。


――でも誘うぞ!


『‥もしもし』

どきどきメーターがグンッと上がった。

「な、尚之!あの、紗菜だよ!」

うわ~あたしてんぱってるよッ

『‥ハハッ、うん、分かるよ♪どうした?』

「あっあのね…」

頭の中が白に染まっていく。


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