君に恋した
もっと、なんていうか、脅迫メール?みたいなものが来るかと思った。

こんな内容だけど、夏海に知らせたほうがいいのかな?まぁ、一応言っとくか。



『――え?なんじゃそりゃ。それだけ!?』

どうやら夏海も驚きを隠せない様子。

「そうなの!あたしも驚いたよ~。あまりにも普通というか、女かよ!ってかんじ~」

『確かに~!っていうか、こうなると紗菜ラッキーじゃん!!』

「は?なんで?」

今度はなんか羨ましがってきた。何言ってんの?


『だってさぁ~、あの男子、結構イケメンだったの!もうウチの中学にはいないかんじの!!紗菜、電話しちゃいなよ!』

ゲットしちゃえ!と応援してきた。
いや、でも‥

「いいや。あたし、男子とかあんま興味ないしさ」

『えー、そんなぁ……ってあぁ!電源切れるっ。ごめん、切るね!』

カチャッ

…結構イケメンかぁ。でも、まだ彼氏?とかいらない気もするし‥。


―もう少し様子を見てみよう。

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