私の5日間
1日目
。1日目。
私は頭の痛みに耐えきれず薬を打ってもらったが、
その薬の副作用で気分が悪くなったりで大変だった。
ずっとそばで見守っていたお母さんが、

華母「華‼︎華‼︎きっと良くなる。良くなるから。」
と、おまじないのように唱えて励ましてくれていた。
少し落ち着くと、

華「お母さん、ありがとう。もぅ、大丈夫みたい。」
私は何故、入院しなければいけなくなったのか理解した。
私は思った。

もうすぐ、死ぬのかな。私。
ちょっと寂しいな。私。

そう考えているうちに、我慢していた涙が
頬を伝ってポロポロと落ちてくる。
お母さんが慌てて、

華母「華。大丈夫。大丈夫だからね。
華にはお母さんがついてるから。」
私は泣き疲れてそのまま眠ってしまった。
まるで、赤ちゃんぎ泣き疲れて寝ると同じように、
私も眠った。

私はわかっていた。私が眠っている間に
こっそり静かにお母さんが泣いていたことを。
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