私の5日間
2日目
。2日目。
今日も頭の中が痛く、薬を打ってもらう。
昨日のしんどさが嫌で断ろうと思ったが、
これで治るなら打ってもらおうと決める。
薬を打ってしばらくすると、また
昨日の気分が悪くなり、しんどくなる。
華「私もこれくらいは頑張らなきゃ。」
痛みに耐えきれず涙目になった華は
必死に涙をこらえ、耐え続ける。
しばらくすると、病室のドアが開き、
雛がやってくる。
雛「華。大丈夫⁇入院になったって聞いて。」
とても、心配している様子で、雛が聞く。
華「うん。大丈夫だよ。色々検査したいから、
入院して欲しいって先生にいわれちゃって。」
明るく振舞ってはいるがやっぱり、
いつもの華じゃないことは雛もわかっていた。
でも、華が明るくしてくれているのに、
暗い空気にしたくない雛は、
雛「そっか。良かった。早く学校にも来てね。
みんな心配してたよ。あっ、それとこれ。
はい、お見舞い。」
渡されたものを見ると、
華の顔は嬉しそうにニコニコしている。
雛が渡したのは、華の大好物のプリンだった。
雛「体の調子がいい時に食べるのよ。」
雛が少しお母さんみたいに言ってくれた。
私もそれにのり、
華「はーい。わかりましたー。」
など言って楽しくお喋りした。
雛はこの間聞いた言葉は
嘘なんじゃないかって思う。
華が助からない⁇でも、華はここにいる。
今を生きている。華のお母さんに
聞こうと思っていたが、居なかったので、
華と喋って待つことにした。
夕方、華のお母さんはやってきた。
華母「華。体は大丈夫なの⁇
あら、雛ちゃん。お見舞いに来てくれたの⁇
ありがとう。」
華のお母さんはとても良い人だ。
華がプリンもくれたんだよと話をすると、
華母「プリンも持って来てくれたの⁇
本当にありがとう。」
雛は立ち上がり、
雛「いえいえ。私も華に会いたかったですから。
それに色々聞きたい事があったので。」
雛がそう言うと、お母さんが少し
困った顔をしながら、華に
華母「お母さんちょっと雛ちゃんと売店行ってくるね。」
雛も華に、
雛「華。プリン全部食べちゃダメだよ。」
雛はいつものように話してくれたが、
顔つきは真剣だった。
華「わかってるよ。全部食べないよ。」
そうして、2人とも病室から出て行った。
病室から出た2人は談話室の椅子に座った。
雛「華はどうなんですか⁇」
雛が真剣に聞く。
お母さんはなんて答えて良いかわからず
少し考えてから口を開いた。
華母「先生がゆうには助からないって。
もう、どうしようもない。
いつ死んでもおかしくないって。
薬で出来るだけ落ちつかせてはいるけれど、
それもいつまで持つかわからないって。」
雛はお母さんの口から出てくる言葉が
重たすぎて、受け止めるのが大変だった。
頭の中で整理した。
まず1、華は助からない。
2、いつ死ぬかわからない。
3、薬がいつまで持つかわからない。
雛「そんなに悪いんですか⁇」
華は今も元気に生きている。
いつ死ぬかわからないってことは、
今日死ぬかも知れないってことだ。
華母「そんな風は見えないけど、
そうみたい。だから、出来るだけ好きなことを
させてあげるつもり。無理のない程度に。」
雛は涙が出た。今まで一緒にいた華が
死ぬなんて考えられない。
雛は何にも言えなくなり、黙り込む。
少しすると、雛の口が開く。
雛「、、、そうですか。私も華のためなら出来る範囲で
協力します。華のこと、大好きだから。」
お母さんは予想外の答えが返って来て驚いる様子だった。
お母さんは悲しそうに、でも嬉しそうに涙を流していた
華母「ありがとう。雛ちゃんがいてくれて
本当に華の友達になってくれてありがとう。」
そうして、2人の真剣な話を終え、
雛はやる事があるといって帰ってしまった。
が、少し楽しそうに帰っていった。
華「ねぇ、お母さん。雛何か楽しい事でも、あるのかな⁇
すごく楽しそうに帰っていったから。」
お母さんは不思議そうな顔をして、
華母「そう⁇お母さんにはわからなかったわ。」
そう言われて華は、そう見えただけだったのかな。
など、考えていた。その時、
華「、、、いった、、、。」
急に頭が痛くなった。考え事をしているとよくなる。
お母さんが焦って、
華母「華。今日はもう横になったほうがいい。
横になりなさい。今日はこれ以上無理しちゃダメよ。」
急にお母さんも真剣な顔でゆうので、
ゆう事を聞くことにした。
お母さんが帰り、夜になる。
病院の夜というものは慣れないものである。
真っ暗で薄暗い部屋の中私がいる。
私は自分が何故入院なんてしているのかと
考えると、わかったような気がする。
華「私、死ぬんだ。いつかは分からないけど
きっと近いうちに死ぬんだ。」
わかった時には、大粒の涙をたくさん流していた。
雛に会えなくなること、家族と会えなくなること。
全て悲しかった。私は声を殺して朝まで泣いた。
朝になる頃には泣き疲れたように眠った。
このまま死んでしまったらどうしようなんて
思いながら、、、。
今日も頭の中が痛く、薬を打ってもらう。
昨日のしんどさが嫌で断ろうと思ったが、
これで治るなら打ってもらおうと決める。
薬を打ってしばらくすると、また
昨日の気分が悪くなり、しんどくなる。
華「私もこれくらいは頑張らなきゃ。」
痛みに耐えきれず涙目になった華は
必死に涙をこらえ、耐え続ける。
しばらくすると、病室のドアが開き、
雛がやってくる。
雛「華。大丈夫⁇入院になったって聞いて。」
とても、心配している様子で、雛が聞く。
華「うん。大丈夫だよ。色々検査したいから、
入院して欲しいって先生にいわれちゃって。」
明るく振舞ってはいるがやっぱり、
いつもの華じゃないことは雛もわかっていた。
でも、華が明るくしてくれているのに、
暗い空気にしたくない雛は、
雛「そっか。良かった。早く学校にも来てね。
みんな心配してたよ。あっ、それとこれ。
はい、お見舞い。」
渡されたものを見ると、
華の顔は嬉しそうにニコニコしている。
雛が渡したのは、華の大好物のプリンだった。
雛「体の調子がいい時に食べるのよ。」
雛が少しお母さんみたいに言ってくれた。
私もそれにのり、
華「はーい。わかりましたー。」
など言って楽しくお喋りした。
雛はこの間聞いた言葉は
嘘なんじゃないかって思う。
華が助からない⁇でも、華はここにいる。
今を生きている。華のお母さんに
聞こうと思っていたが、居なかったので、
華と喋って待つことにした。
夕方、華のお母さんはやってきた。
華母「華。体は大丈夫なの⁇
あら、雛ちゃん。お見舞いに来てくれたの⁇
ありがとう。」
華のお母さんはとても良い人だ。
華がプリンもくれたんだよと話をすると、
華母「プリンも持って来てくれたの⁇
本当にありがとう。」
雛は立ち上がり、
雛「いえいえ。私も華に会いたかったですから。
それに色々聞きたい事があったので。」
雛がそう言うと、お母さんが少し
困った顔をしながら、華に
華母「お母さんちょっと雛ちゃんと売店行ってくるね。」
雛も華に、
雛「華。プリン全部食べちゃダメだよ。」
雛はいつものように話してくれたが、
顔つきは真剣だった。
華「わかってるよ。全部食べないよ。」
そうして、2人とも病室から出て行った。
病室から出た2人は談話室の椅子に座った。
雛「華はどうなんですか⁇」
雛が真剣に聞く。
お母さんはなんて答えて良いかわからず
少し考えてから口を開いた。
華母「先生がゆうには助からないって。
もう、どうしようもない。
いつ死んでもおかしくないって。
薬で出来るだけ落ちつかせてはいるけれど、
それもいつまで持つかわからないって。」
雛はお母さんの口から出てくる言葉が
重たすぎて、受け止めるのが大変だった。
頭の中で整理した。
まず1、華は助からない。
2、いつ死ぬかわからない。
3、薬がいつまで持つかわからない。
雛「そんなに悪いんですか⁇」
華は今も元気に生きている。
いつ死ぬかわからないってことは、
今日死ぬかも知れないってことだ。
華母「そんな風は見えないけど、
そうみたい。だから、出来るだけ好きなことを
させてあげるつもり。無理のない程度に。」
雛は涙が出た。今まで一緒にいた華が
死ぬなんて考えられない。
雛は何にも言えなくなり、黙り込む。
少しすると、雛の口が開く。
雛「、、、そうですか。私も華のためなら出来る範囲で
協力します。華のこと、大好きだから。」
お母さんは予想外の答えが返って来て驚いる様子だった。
お母さんは悲しそうに、でも嬉しそうに涙を流していた
華母「ありがとう。雛ちゃんがいてくれて
本当に華の友達になってくれてありがとう。」
そうして、2人の真剣な話を終え、
雛はやる事があるといって帰ってしまった。
が、少し楽しそうに帰っていった。
華「ねぇ、お母さん。雛何か楽しい事でも、あるのかな⁇
すごく楽しそうに帰っていったから。」
お母さんは不思議そうな顔をして、
華母「そう⁇お母さんにはわからなかったわ。」
そう言われて華は、そう見えただけだったのかな。
など、考えていた。その時、
華「、、、いった、、、。」
急に頭が痛くなった。考え事をしているとよくなる。
お母さんが焦って、
華母「華。今日はもう横になったほうがいい。
横になりなさい。今日はこれ以上無理しちゃダメよ。」
急にお母さんも真剣な顔でゆうので、
ゆう事を聞くことにした。
お母さんが帰り、夜になる。
病院の夜というものは慣れないものである。
真っ暗で薄暗い部屋の中私がいる。
私は自分が何故入院なんてしているのかと
考えると、わかったような気がする。
華「私、死ぬんだ。いつかは分からないけど
きっと近いうちに死ぬんだ。」
わかった時には、大粒の涙をたくさん流していた。
雛に会えなくなること、家族と会えなくなること。
全て悲しかった。私は声を殺して朝まで泣いた。
朝になる頃には泣き疲れたように眠った。
このまま死んでしまったらどうしようなんて
思いながら、、、。