黒ク甘イ、恋。

「美桃!おっそい何やってンの!?」


怒った侑子が教室の前に立っている


「・・・ご、ゴメン」



「まったく、夜斗までいてなにやってンだか・・・

夜斗?」



夜斗を見るとボーっとしている。


ああ、この顔・・・


この横顔・・・


そっくり・・・・・。


あの日の、あの人に―・・・


あの人に・・・


さっきまで、無くなっていた殺意が沸いてきた



・・・・ああ、この感じ。




復讐に身をゆだねるって決めたんだ。


なのに



< 35 / 80 >

この作品をシェア

pagetop