黒ク甘イ、恋。


「おじゃましまーす♪」


それまでは、

あたしは


『美桃』を演じるンだ。



「親、今いないし普通に入っていいよ」



ガチャ、


ドアを開ける。


部屋は思った以上に


「きたなっ・・・」


「は?これでも充分きれいにしたんだ!」


散乱した雑誌。


・・・え、これエロ本?



「あ、やばっ!親父の野郎・・・っ俺の部屋でよんでたな!?」



真っ赤になりながら、そそくさとかたづけている。


・・・と、いうか、クローゼットの中に放りこんでいる。


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