LoveForever
「自分で将来の夢を決めるのが夢」
なんて沙紀に言ったら笑われちゃうよね。
私はあえてこのことを口に出さなかった。
というよりも、話すのがすこし怖かった。
「私ね、秀が好きなんだ」
沙紀はいきなり言った。
秀くん・・・って!?
「誰?」
私は言った。
「高原秀。幼馴染なの」
沙紀は言った。
その秀って。。。。。今日うちに来てた私の婚約者の
秀くんだよね??
「なんか知り合いと婚約したらしいの。でもそんなのうそだよね!!」
沙紀は明るく言った。
沙紀・・・・・ごめんね。それうそじゃない・・・・・・・・
私は秀くんの婚約者だってことはもちろん言えなかった。