LoveForever
だってこんなこと沙紀には絶対言えない。
無理だよ。言ったら沙紀はどうかなっちゃう。
「うん。そうだね!!」
私は嘘をついた。
「じゃあ私帰るね。塾いかなきゃ」
沙紀は言った。
「また明日!!」
私は無言で家に帰った。
「「おかえりなさいませ一愛さま!!」」
執事たちが言う。
「ただいま。。。。。。」
私は部屋に戻って音楽を大音量でかけた。
なにもかも忘れたい。。。。。沙紀ごめんね。
あやまっても許してもらえないような気がしてきた。
私の好きな人は聖クンなのにどうして秀クンのことで
考えていると頭が痛くなってくる。
「一愛、どうしたの?家に帰ってくるなり音楽かけて」
ママがはいってきてかけていた音楽をポップスからクラシックに変えた。
「なにかあったの?」
ママは聞く。
「ママには言えない。。。」
私は小さい声で言った。
「そう。。。なら一愛、これあげる」