LoveForever
「そうね・・・・お父さんが反対してるんでしょう?」
「その通りです・・・・・」
「でもね・・一愛ちゃん、諦めたら負けなの。諦めないでがんばってたら、きっとお父さんも賛成してくれるわ。だから一緒にがんばりましょう?」
田中先生はなんかほんわかしてて、でも言うことがすっごく強い。
私もこんな風になりたい。
「はい!先生、これからもよろしくお願いします。」
「ええ。あら、もうこんな時間。話してたら終わっちゃったわね。
じゃあ今日はこの小節までを練習してきてくれる?」
ほんと先生優しいな。
「はい。がんばってきます。」
「じゃあまた来週ね。」
「はい。失礼します。」
私はそういって、執事の「星野」がまつ車に向かった。