源氏名・ゆい




みさ………ちかえを見ていると、拓也君狙いというのがすぐに分かった


口調は可愛らしいし、ボディータッチも多い


私はそんなちかえが可愛いと思った



拓也君達とちかえは踊っているが、私はクラブが得意じゃないためソファーに座ってお酒を飲んでいた


「隣、いいかな。」


声のするほうを見ると、那千君がいた


「あ…どうぞ。」


私は端により、席を開けた


「ありがとう。愛美ちゃん……だっけ?踊らないの?」


声が音楽に消されないように、顔を近くして話してくれた


「私クラブ苦手だから…」


「俺もなんだ。今日無理やり連れて来られてさ。さっき、愛美ちゃんもそうじゃないかなって思ったんだよね。」


クラブに無理矢理連れてこられたから、自己紹介の時機嫌悪かったのかな?


第1印象とは違いはにかみながら話す彼に、私はなんだか不思議な気持ちになった




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