源氏名・ゆい
「………ちょっと待ってて。」
私は高いピンヒールをコツコツといわせながら、奈々ちゃんが接客していたお客のところへ向かった
私は自分の感情を抑えきれず、手を握りしめてお客さんの前に立った
「ちょっと。」
「あ?」
そのお客さんはこの店の中では、ブラックリストに載っている奴だった
「あんた、人の体なんだと思ってんの?」
「なんだお前?あ〜ゆいってやつか!けっこう人気あるな。俺にいじられたくて来たのか?」
そう言いながら私の胸を揉み始めた
私はついに切れた
ガッ
私はグーで思いっきり顔面を殴った
「って〜な!お前、殺すぞ!」
私に殴りかかってきた時、お客の手が目の前で止まった
「お客様。うちのスタッフに手を上げられては困ります。」
店長が騒ぎにかけつけて来たのだ
.