源氏名・ゆい





おい



愛美ちゃん



おい!



ん……誰?……



「愛美ちゃん!」


「………な…ちくん?」


「こんな所で寝て、何してんだよ!危ないし風邪引くぞ!」


あ…私寝ちゃってたんだ…


でも、なんで那千君がここに?


「体冷えてんじゃん。」


まだ5月だというのに、肩を出した服を来ていた私の体は冷え切っていた


「とりあえず、俺の車に入ってあったまりな。」

私は那千君にうながされ、車に乗った


大きくて黒の車は那千君にピッタリだと思った


中に入るとタバコと那千君の香水の香りがまじった、私を落ち着かせる匂いが私を包んだ




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