父と息子
〜第1章〜父と子
これは、僕と父の小さな人生の物語。



僕は、中学3年生 平原 優太。(ひらはら ゆうた)
思春期真っ只中のごく平凡な中学生だ。

僕のは、父と僕だけの二人暮らしだ。

6年前に 病気がちの母が亡くなってから 中学生になるまで父が男で一つで育ててくれた。

いわゆるシングルファザーだ。

と言っても、仕事で忙しい父とはあんまり話をしない。
元々無口な父とは、母が生きていた頃にもひざに座らせてくれただけで、なにも話をしていなかった。

母が亡くなってからは、そんなにと言うか まったくしなくなった。
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