クレナイ姫
竜「おいッッ!!何があった!?」



親父が唯が泣いているのを見た瞬間、顔を怒りに染め、試験生の胸ぐらを掴み上げた。


唯の泣き声1つで駆けつけられる組長はどうなってんだ?
とも思ったが、まあ、親父は唯にデレデレだしな。



試「話してたら、突然ッッ!!」


竜「ふざけんな‼唯が訳もなく泣くわけないだろ!!」

組長直々の殺気とか、、、


試「ヒッッッ!!」

まあ、こいつが唯を泣かすからだしな。

現に俺もイライラしてるし。



唯「ふぇぇぇぇーーん!!」


來・信「二度と唯に近づくんじゃねぇ‼」

クソ兄貴とハモるとか、、、


桜「唯。おいで!」


傍で見守っていた母さんが唯を慰めている。



唯「ふぇぇぇぇーーんごめっ、、、なさっ、、、ッッ許してッッ!!」

桜「唯。落ち着いて。」


そういって母さんが唯の頭を撫でる。


信「これのどこが唯と普通に話してた、だよ!?」


クソ兄貴が怒りを露にしてる。


少し癪にさわるが今回はクソ兄貴と同意見だ。



でも、今、俺らまでイラついたら唯がもっと自分を責めちまう。


ああぁーーークソ!
超イラつく!


來「唯。大丈夫、大丈夫。」


俺はそういって唯を安心させるように優しく抱きしめた。


あの試験生絶対後でぶん殴る。

今は唯を慰めるのが先だ。






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