クレナイ姫
ーーーーーー8年前


星「零兄ぃ!一緒に遊ぼ‼」


当時の俺には二歳下の弟がいた。



名前は相野星 [あいの せい]


当時、小学6年生。



小6の癖にまだ俺にベタベタであの日もいつも通り、俺に遊ぼう、と声をかけてきた。




その頃、相野組と敵対していた藤堂組との抗戦が相次いでいた。



でも、星にはまだ小学生ということもあり、まだ知らされていなかった。




零「今日はちょっと、、、、。ごめんな?代わりに一緒に勉強しようか。」




もちろん俺はその誘いを断った。


でも、そんなにすぐ、分かって貰えるはずもなく、





星「ええー!!おねがぁーい!!」




と、ずっと駄々をこねてきた。




そんな星に俺が困っているときだった。





ガシャーーーンッ!







なにかが割れる音がした。




バタバタバタッ






そして、なにか大量の人がこっちに近づいてくる足音。



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